一粒のチョコレート




仕事の合間に、チョコでも食べようかなって思って、

居間から一粒チョコを持って来て、部屋に戻ってきました。


さて、チョコを食べようって思った時、

私は数日前に見たテレビを思い出しました。


たまたまつけたテレビの中で、

黒人の女性(彼女はエチオピアの人でした)、

目の前にいる日本人の若者達にこう言っていました。





「飢餓を作った張本人はあなた達

     日本人を含めた先進国の人たちなのです」






そして、ガーナのカカオ畑で暮らす

一つの家族の様子を映し出しました。



お父さんと、お母さん、そして小さな子供二人が

一生懸命にカカオ畑で働いていました。

それは大人でもとても大変な重労働です。

子供達は毎朝、家から2キロ離れた場所まで水をくみに

行ってると言っていました。


家族の収入は、4人で働いて、1日わずか55円。

年収にしても2万円ほどにしかならないそうです。


お父さんはこう言ってました。

『子供達に本当は好きな事をさあてあげたいんだ。

 でも生活が苦しくて。

 働いても働いても、

 我々に入る収入は本当にわずかしかないんだょ。』




そのテレビでチョコレートの生産の現状を知りました。



ガーナがイギリスの植民地時代、ヨーロッパでは、

チョコが大人気になり、カカオの需要は急速に増えました。


そして、先進国のチョコレート会社は、ガーナの人々に言いました。



『カカオをたくさん作れば、たくさん買いますょ。』




ガーナの人々は国を挙げて、カカオ作りに力をかけ

一生懸命にカカオ畑を広げ、カカオを作りました。




しかし、植民地だったため、

カカオを安い値段でしか売る事ができず、

働いても、ガーナの人々に入る収入はわずかだけでした。



ヨーロッパなど先進国は、安い値段で仕入れた

カカオでチョコレートを作り

大もうけをしていました。


そこで、ガーナはカカオの値段をあげれるようになるために

独立を果たします。


それを見ていた先進国は、


世界のカカオを買い占め、市場のカカオを品薄状態にしました。


そのカカオはそのまま溜め込んで、

そして、ある時に一気に売り出しました。


その結果、世界中にカカオが溢れ、カカオの値段はさらに下がりました。


先進国は、カカオを安い値段で買えるように仕組んで、


カカオの値段は結局、さらに下がってしまい、

ガーナの人々はよりいっそう

苦しい状況に追いやられてしまいました。








そのカカオ畑で働く、二人の子供に、訪ねました。


『チョコレートを食べた事はありますか?』

『なぃ。』

『チョコレートを見た事はありますか?』

『なぃ。』




チョコレートを生産するために、カカオ畑で

働くこの家族は

チョコレートを、

見た事も食べた事もないそうです。




最後に日本人が差し出したチョコレートを

その家族は

目をキラキラさせて


『美味しい。美味しい。甘いね。』って



笑って笑って、


食べていました。









今日、チョコを食べようと思った時、

そんな事を思い出したのです。




私達はこんなに簡単にチョコを食べる事ができるんですね。






何やってんだ、先進国の人々はって、言っても・・・


自分もその先進国のうちの一人なんです。






今日、一粒のチョコを食べながら、


遠い国の人々の事を思ってたべました。







こんなに美味しいチョコレートをありがとぅ。(^^)
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by kasumi231art | 2008-05-13 21:27 | 日々のこと。
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