楽譜
先日、打ち合わせに行くために、バスに乗った

時間帯がよかったのか、バスは空いていて、

私は一番後ろの右端に腰をかけて、外を眺めていました。





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私が乗ったバス停の2駅くらい後の駅から、一人の女の子がバスに乗ってきました

多分、小学校2〜3年生ぐらいの女の子

女の子は、左手に手提げバッグを持っていたけど、
右手に、ノートとペンケースをそのままもって、

バスの入り口で整理券をとり、一番後ろの席の、私とは反対の
左側に座りました

気にかかり、ちょくちょく女の子を目で追っていたら、

女の子は自分の座ってる所の、空いてる右側の椅子の上に
整理券を置き、
持っていたノートを広げ、なにかを一生懸命に描き始めました

ノートを見てみると、それは、音楽のノートで、
まだ、音符は書かれていない、楽譜のノートでした

女の子は、そこに一所懸命音楽を作ってるのか、音符を書き入れていたのです

多分、曲名を書くところ、ノートのページの一番上の
ラインが引かれてる上には、

女の子の字で『 楽 譜 』と丁寧に書かれていました

時おり、身体を半分反対に起こしては、バスの中から見える空を眺め、

そして、また、楽譜のノートに一生懸命に音を書き入れてました


私は、

その姿を見ていました

なんだかとても落ち着く風景だったんです


音を一生懸命に描く姿が、とても素敵だな、と、思っては

私も女の子と一緒に空を見ました

そこは『狭いバスの中』ではなく

彼女の静かな空間でした






きっと音楽教室に通ってるんだと思って、

その空に、自分の幼い頃の姿を映して、



そして、

この世界に溢れる『音』を頭の中で、響かせてみました


一番最初に思った音は、水の音

水の雫が落ちる音でした

そして、次は風が、草を揺らす音、、、、


そんな事を想っていたら、気付けばバスは終点で、







今、思い出せば、


あの女の子は、どこの駅で降りたんだろう




と、いう事です。







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by kasumi231art | 2010-06-01 00:51 | 日々のこと。
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